滑液包炎は無理な力や使いすぎによって、滑膜(滑液を出す)が刺激され炎症がおこり、滑液包の中の滑液が増加してしまいます。また、痛みも伴います。
本来なら滑液包は、関節にある少量の液体(滑液)を含んだ平らな袋で、皮膚、筋肉、腱、靭帯などと骨がすれる部分に位置し、まさつを減らす働きがあります。
外傷、痛風、偽痛風、関節リウマチ、黄色ブドウ球菌による感染症などが原因でも起こります。原因はよくわかっていません。
症状
嚢胞性座瘡のメッセージボード
滑液包炎は関節の動きの制限と、痛みが特徴です。赤く腫れて見えることもあります。感染症や痛風が原因で起こった急性滑液包炎は、特に痛みが激しく発赤が生じ、さわると熱感があります。 一部では、滑膜の内側の壁が肥厚して、カルシウムの沈殿物がたまることもあります。損傷を受けた滑液包は、無理な運動や負荷がかかると、炎症を起こしやすくなります。痛みや腫れが長期間続くと関節を動かしにくくなり、筋肉が萎縮して筋力が低下します。慢性滑液包炎の発作は2~3日から数週間続き、しばしば再発します。
治療
滑液包が明らかに腫れていれば、針と注射器で滑液を抜いて炎症(感染症や痛風)の原因を調べます。X線検査はカルシウムの沈着を発見できます。
trimaeollar骨折
非感染性の急性滑液包炎では、治療は、安静、炎症を起こした関節の一時的な固定、患部を氷で冷やす、非ステロイド性抗炎症薬の投与などです。ときには、オピオイドなどの強い鎮痛薬が必要なこともあります。滑液包が感染していなければ、しばしば局所麻酔薬とステロイド薬の混合液を直接滑液包に注射します。
感染している滑液包は排液して、適切な抗生物質を投与しますが、しばしば黄色ブドウ球菌に有効なものが使われます。
痛みが治まり次第関節の可動域を正常にもどすための運動を行います。
肩に起こりやすい滑液包炎
弓骨折
肩峰下滑液包炎が有名である。これは、先に腱板炎があり、後に肩峰下滑液包へも炎症が及ぶといった場合が多いようである。腱板炎の症状に自発痛や夜間痛が加わる。進行例では関節部の腫脹や熱感を認める。軽度の可動制限はあるが有痛弧テストは実施可能。有痛弧症候および結節の圧痛は必発。(圧痛は結節以外の部位にも検出される)
こちらも参考にしてください→肩関節 五十肩
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