2012年5月7日月曜日

非定型うつ病 夜になると落ち込む


一日の後半が不調

非定型うつ病には、気分反応性、拒絶過敏性、過食・過眠、
鉛様疲労感のほかに、不安・抑うつ症状が見られることがあります。

正常な不安の場合、それは、生来人間の身体機能に備わっているもので、
これから生じるかもしれない危機に対して備えをさせるものです。
この場合、不安は耐えられるものであり、時間と共に和らぎます。

しかし、病的な不安の場合、いつまでも激しく続き、
自分ではどうしようもないほど耐え難いものとなります。
不安の対象がない場合も多く、他人には理解してもらえない場合がよくあります。


頭痛咳脚の痛み疲労

この非定型うつ病の不安も「病的な不安」の部類に入るやっかいなもので、
本人にとってはつらいものです。
この不安発作はその多くが夕方から夜にかけて生じる場合が多いようです。

どのように生じるか

不安発作はどこで生じることが多いのでしょうか。
その多くが自宅や自室といった、
本人が一番リラックスできるような環境下で生じるようです。

不安の生じ方ですが、それは急激にわき起こり、
チャンネルが切り替わったように、
激しい情動が湧いてくるような感じです。


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発作は人により差がありますが、
数十分から半日近く続き、
その様子は周囲の人から見てもいつもとは違う、
明らかに落ち込んでいる…とはっきり識別できる場合が多いです。

発作時の気分・身体症状・行動

不安発作が生じたときには、どのような症状がでるのでしょうか。
以下の症状は代表的なものであり、個人差があります。


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不安発作が生じたときの気分
・不安  ・虚しさ  ・他人がうらやましい  ・悲哀感  ・自己嫌悪  
・死への恐怖  ・無力感  ・抑うつ感  ・自分がかわいそうという気持ち
・自責の念  ・イライラ  ・焦り  ・非現実感 
・感情のコントロール不能感  ・絶望感  ・孤独感など

不安発作が生じたときの身体症状
・動悸  ・めまい  ・感覚麻痺  ・息切れ  ・ふるえ
・冷感、熱感  ・吐き気  ・腹痛  ・発汗  ・涙が出る  ・息苦しさなど


不安発作が生じたときの行動
・自傷行為(リストカットなど)  ・過剰な喫煙  ・過剰な飲酒
・過剰な飲食  ・自殺行為  ・物や人への八つ当たり  ・メールや電話
・逃避行(目的のない外出、旅行)  ・ふて寝  ・叫ぶ  ・大量服薬など



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